「超」精密義歯入れ歯「KGKデンチャー」にしかない、5つのポイント

「『超』精密入れ歯って、普通の自費の入れ歯と何が違うの?」
超精密入れ歯(KGKデンチャー)の違いをお伝えします。
※下記のコチラも併せてご覧ください。

どこで作っているの?
誰が作っているの?
入れ歯職人インタビュー

目次

  1. 「入れ歯専門の技工所」が作ります
  2. 歯科技工士が「立ち合い」ます
  3. 「イーウー」をしながらお口の型を取ります(動的印象:どうてきいんしょう)
  4. 咬み合わせを「ゴシックアーチトレーサー」で取ります
  5. 「リハビリ入れ歯」でお口の傾きを治療します

その1. 入れ歯専門の技工所が作ります

先生、入れ歯は、どこで作っているんですか?

「歯科技工所」で「歯科技工士」という国家資格を持った人が作っています。
普通、歯科技工所は入れ歯をはじめ歯の詰め物やかぶせ物、矯正の装置なども作っています。
当院が「超」精密入れ歯をお願いしている歯科技工所さんは、入れ歯しか作っていない「入れ歯専門の技工所」です。

入れ歯だけを作っている技工所があるんですね!

はい。
その名も「近藤義歯研究所」という(義歯=入れ歯)研究所です。
「超」精密入れ歯は、近藤義歯研究所の社長が30年以上掛けて、現場で改良に改良を重ねた入れ歯です。
近藤さんは「患者さんのために」と、弛みなく技術革新されてらっしゃいます。
経営理念に「患者さん」が出てくるんですよ。

「我々は
患者様のために存在し
患者様のために技術革新し
患者様の痛みのない生活に貢献し
真摯な企業活動により社会に調和し信頼を得る」

その2. 歯科技工士が「立ち合い」ます

実際に入れ歯を作るのは「歯科技工士さん」だということを聞きました。
「超」精密入れ歯をお願いすると、技工士さんに会えるんですね!

はい。
最初の型取り、入れ歯の「試着」時(試適:してき)、本番の入れ歯の装着時の3回立ち会います。
最初の型取りは、1時間半~2時間掛かります。

え~!そんなに掛かるんですか?

はい、次の項目、「動的印象」というところで詳しくお話しします。
実際に立ち会う歯科技工士さんのインタビューが、この入れ歯を作っている近藤義歯研究所さんのページにあります。
自分の入れ歯を作ってくれる人がどんな人か分かるだけでも、安心材料になると思います。
2人ともとても優しい技工士さんですよ。

その3.「イーウー」をしながらお口の型を取ります(動的印象:どうてきいんしょう)

入れ歯は詰め物やかぶせ物と違って、お口の中の粘膜(頬や舌など動くところ)にもフィットさせなければいけません。
なので、頬やベロなどの『動きのある部分』も含めたお口の型を取ります。
「超」精密入れ歯(KGKデンチャー)の型取りは、お口を閉じて「イーウー」を繰り返したり、ベロを出したりして、頬の筋肉やベロの動きを「転写」します。
硬さの違う「シリコン印象」を3回に分けて盛り、「3層」の印象を取ります。
かつ、印象材も型取りでよく使う粘土のような「アルジネート印象材」ではなく、もっと柔らかい「シリコン印象材」を用います。

柔らかい粘土のようなものですか?

そうですね。
患者さんも技工士さんも大変ですが(所要時間1時間半~2時間)、歯ぐきの端っこまで印象が流れ込むため、精度が全く違います。

その4. 上下のアゴの咬み合わせを「ゴシックアーチトレーサー」で取ります

「ゴシックアーチトレーサー」は、下アゴの動きを「見える化」する機械です。
上アゴは動かないけど、下アゴはブランコのようにブラブラしているんです。

え?くっついているんじゃないですか?

関節ではくっついていないです。
なので、例えば入れ歯が痛いからと片方のアゴだけを使い続けていると、アゴが曲がっちゃうんですね。

そんなことが、あり得るんですね。

はい、その状況を測定するのが「ゴシックアーチトレーサー」です。
近藤義歯研究所のオリジナルです。
代表のコメントはこちら
ちなみに、通常の咬み合わせの取り方は、お口を開いたままで「ロウ堤(ろうてい)」で取るのが一般です。

ああ、ロウみたいのを「噛んでください~」ってやつですね。

はい。
「ロウ堤」で取る咬み合わせは、噛み方が一定しないことが多いのです。
「ゴシックアーチトレーサー」はネジ式で、高さを1ミリずつ患者さんに聞きながら調整できるため、早い、正確、そして患者さんのアゴの動きの再現性が高くなります。

「早い、安い、美味い」吉野家みたいですね。(笑)

ゴシックアーチは「早い、正確、再現性が高い」ですね、ちょっと違います。(笑)

先生、ゴシックアーチトレーサーの言葉の意味、解説してもらえますか?

ゴシックアーチは、簡単にいうとアゴの形です。
トレーサーは「トレース」つまり転写するものです。
トレーシングペーパーありますよね、あれと同じです。
「患者さんの噛み合わせの『高さ』と『位置』を転写する機械」ですね。

噛み合わせに高い、低いがあるのですか?

噛み合わせの低い例が、クシャおじさんです。
歯自体の長さが短くなる、アゴの骨が減ってくることで、噛み合わせが低くなってきます。

なるほど、お口の中の型だけを取れば済むという問題じゃないんですね。

はい。
長年合わない入れ歯を使ってきたことで、無意識に左右のアゴの高さをご自身で変えてしまっているとこのようなことが起きてきます。

その5.「リハビリ入れ歯」でお口の筋トレ

この入れ歯、端っこが透明ですが。

「超」精密入れ歯の前に治療で使う「リハビリデンチャー(入れ歯)」です。
前述のとおり、アゴの左右の高さが違う咬み合わせのまま入れ歯を作っても、よく噛める入れ歯にはなりません。
はい、その治療をするのが「リハビリデンチャー」です。
「リハビリデンチャー」で頬の筋肉の「リハビリ」(食べることがリハビリです)を行うことで、左右の嚙み合わせが揃い、おせんべいも食べられる入れ歯を作ることが出来ます。
(他院で「治療用入れ歯」と言われるものがありますが、「リハビリデンチャー」はさらに精度を上げたものです。)
下記の写真は先ほどのゴシックアーチトレーサーで取った「リハビリ前」のアゴの動きです。
青い部分がどう削れるかで、アゴの動きが分かります。
これは前の方が白っぽく削れていますよね。

これがリハビリ後(ファイナル)どうなるかというと、こちらです。
リハビリをするとアゴの動きが安定するから、矢印がハッキリと現れます。

おお!「リハビリ入れ歯」を入れてリハビリをすることで、アゴの動きが「安定」するんですね。

もう一つ大事な治療は、アゴの動きを安定させる頬の筋肉の筋トレです。
うまく使えてなかった頬の筋肉は「ダラーン」となっています。
「腕の筋肉」を例に使ってお話をすると・・・。

それがリハビリすると「グリっ」となります。

なるほど。
合わない入れ歯や歯を失ったまま無理に食べていることで、アゴの左右のバランスが崩れてくるんですね。
口周りの筋肉まで衰えるとは想像できなかった・・・。

入れ歯の事を知ることで、どんな入れ歯がいいかという基準が分かってくると思います。
知識だけでなく、入れ歯に対する思いや、作っている人、場所も伝えたくて、そう思いこのサイトを作りました。
無料の入れ歯相談会がありますので、ぜひ心配事や困っていることを教えてくださいね。